ソウルの緯度(マドリードやワシントンD.C.とほぼ同じ)を見て、冬は穏やかだろうと考える人がいます。
その思い込みは禁物です。
韓国の冬は「シベリア高気圧」の影響を強く受けます。大陸から冷たく乾いた空気が吹き下ろしてくるのです。デニムや綿をそのまま突き抜けてくる、乾いた寒さです。
実際にどれくらいの寒さになるのか、現実をお伝えします。
数字で見る寒さ(12月〜2月)
- ソウル(市内): 寒い日はおよそマイナス5度〜マイナス10度。
- スキー場(江原道): 寒い日はおよそマイナス10度〜マイナス20度。特に早朝と夜は冷え込みます。
- 体感温度: 龍平やハイワンの山頂で強風が吹くと、体感温度はマイナス25度前後かそれ以下まで下がることがあります。
「乾燥」という要素
ヨーロッパの多くの地域の湿った寒さと違い、韓国の寒さはカラカラに乾いています。
- 良いニュース: 濡れません。ウェアは乾いたままです。
- 悪いニュース: 肌はひび割れ、唇からは血が出ます。スマホのバッテリーは驚くほど早く減ります。
韓国の極寒を生き抜く方法
1. 肌を一切露出しない
これはお願いではありません。厳しい寒さと強風の中では、露出した肌は思った以上に早く軽い凍傷になることがあります。
- フェイスマスク: 必須です。バラクラバやフリースのネックウォーマーをゴーグルの下まで引き上げましょう。
- 隙間なし: ゴーグルとヘルメットの間に隙間を作らないこと。おでこの隙間から入る風で、頭がキーンと凍えます。
2. バッテリー管理
寒さはリチウムバッテリーをあっという間に消耗させます。
- Hanの裏技: 使い捨てカイロ(ホットパック)をスマホと同じポケットに入れましょう。スマホに直接触れないよう包んでおくのがコツ。バッテリーが長持ちします。
- 絶対NG: スマホをアウターの胸ポケットに入れっぱなしにしないこと。自撮りする前に電源が落ちます。
3. 「ホットパック(カイロ)」文化
コンビニ(CU、GS25、セブンイレブン)ならどこでもOK。
「ホットパック」(使い捨てカイロ)を買いましょう。
- 貼るタイプ: ベースレイヤーの上(腰の後ろ)に貼ります。
- ポケットタイプ: 両方の手袋にひとつずつ。
- 足用カイロ: レンタルブーツを履くなら必須です。
持ち物の全リストは韓国スキー旅行の持ち物をご覧ください。
月ごとの寒さ
- 12月: 寒いけれど、まだ耐えられます。
- 1月: 過酷です。 一年で最も冷え込む月。山ではマイナス15度の日も覚悟してください。
- 2月: なんとか耐えられます。日差しは暖かく感じ始めますが、日陰はまだ凍えるほど寒いです。
- 3月: ほぼ春。0度〜プラス5度前後で、午後には雪が緩みます。
Hanの最後の警告
地元の人が足首まである長いダウンコート(「ロングペディン」)を着ているのを見たら……それには理由があります。ここではファッションより生存が先です。
ジャケットの前を開けてかっこつけるのはやめましょう。ただ凍えているように見えるだけです。